インドネタを7

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インドネタを5
インドネタを6  の続きです。

なんとかマラリアから立ち直り、ついにカルカッタに到着。
空港に着いた途端、スパイシーな香りが。

あ、またインドに帰ってきたんやね、、、
身が引き締まる思い。
ネパールが優しすぎたので、ちょっと気持ちが戻るか心配の中、
目指すはサダルストリート(カルカッタの安宿街)。

そして、路上で再び出会う、テンション高い川西池田君。
まぁ、行き先が基本同じなので会いますわね。
またお前か、と、お互い感動もなく(笑)

な、割に、、、あっち行こう、こっち行こう、どこ行こう。
体重10キロ以上あっという間に落ちて骨と皮になっている病み上がりの私をそっとはしてくれません。
ある意味インド人より怖い、、、

ある時、
川西池田君「今日はカーリー寺院行こうぜ!」

すでに帰りの飛行機までの日数消化気分でしかなかった私。
まったく気乗りせずとりあえず一緒に行く。
その道中、川西池田君「これなに?マザーテレサ?マザーテレサって書いてるで、ちょっと見に行こうや。マザーハウス(マザーテレサがいる教会)は明日行こうと思ってたからちょうどいいやん。」

そう、そこはカーリー寺院のすぐそばにあるマザーテレサの「死を待つ人の家」だったんです。

死を待つ人の家
すごいですね。Googleマップでバンっと出てくる。
現在の写真も。
20年前と変わらないたたずまいですね。

実は二人共マザーテレサって何した人?名前は聞いたことあるけどレベル、、、

なのに川西池田君はその建物の中にガーって入って行きました。

仕方ない、とりあえず俺も行くか、、、
入口付近、ガリガリのおじいさんが三角座りして座ってる。
それを横目に見ながら、中の様子をチラッと。
なんかハエがブンブン飛んでてベッドが大量にあって、全身やけどみたいな人の背中を治療みたいな事してるのが見えて、怖っ!て思ってたら、さっき三角座りしてたおじいさんが、私の足元で透明な液体をいきなり嘔吐!
逃げましたよ!!

逃げてすぐ出ました、その建物から。。。

今またなんか病気もらったから確実に死ぬ。

ブルブル震えて外で川西池田君を待ちました。

10分くらいでしょうか、彼が出てくるまで。
私は彼を放って帰りたいほどビビってました。

ただ外で待ってました。
結構離れて。
ぼーっとその建物を見てました。
そしたら2階のベランダになにやら欧米人がたくさん、しかもみんな笑顔。

何?
なんであんな壮絶な場所で笑ってられる人達がいるの?
色々考えながらも、ただ、待つだけ。

しばらくして興奮気味で出てきた川西池田君。
「もう出てたんか!中すごかったよなぁ!」
私「そうやなぁ、俺はチラッとしかよう見んかったけど、、、」
川西池田君「ボランティアの人がいっぱいいたわ」
私「そうなんや、、」

あれはボランティアの人たちだったんですね。

翌日、川西池田君にマザーテレサがいるという教会「マザーハウス」に無理やり連れて行かれます。

つづく
インドネタを8【完結編】