インドネタを6

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インドネタを4
インドネタを5  の続きです。

異国の地でしかもスラム街っぽいところで気絶。
それはもうアウトでしょう。

ただ、幸いな事に、倒れた場所がネパールでした。

インドにいたときは、気を抜いたらやられるというものすごい張り詰めたテンション状態でしたが、ポカラに行ったとたん、ほとんどがベッドの上だったとは言え、いる人たちの雰囲気はとても穏やかだったのは感じていました。

ホテルの人はマラリアの私を隔離もせず、心配してしょっちゅう覗きに来てくれましたし、食べられなかったけど、パンをくれたり色々優しくしてもらいました。
カトマンズ行きのバスの事なんかも全部教えてもらって最後バス停まで送ってくれたりもしました。
そんな国だったのが幸運でした。

インドでは宝石屋で鍵を閉められて閉じ込められたり、カーペット屋さんにも閉じ込められて電気まで消されたり(笑)
もし倒れていたのがインドだったらdeathね(個人的な感想です。個人差があります。)

話をカトマンズに戻します。
気がついたのはベッドの上でした。
朝です。
なんか会話が聞こえて気づきました。

ネパール人が二人何か話をしています。
私はまったく状況がわかりませんが、
とりあえず、昨夜のことを思い出し、まだ気がついていない振りをしていました。
タヌキ寝入りならぬタヌキ気絶。

二人が出て行って、周りの状況を確認。
どこかの部屋のベッドで寝ています。
腕を縛られているということもない(笑)

しばらくしていい匂いするものをさっきの人が持ってきました。
もうわからないけど、いいわ、起きよう。

そしたらその、いい匂いのものは目玉焼きでした。
兄ちゃん「ミスター、これ食べなさい。友達が昨日ここにミスターを連れてきた。ミスターは気絶していた。」みたいな感じ。
全部が全部意味はわかりませんでしたが、友達(客引きの兄ちゃん)が私を見て宿を探していると思って声をかけて肩を叩いたら私が倒れたから焦ってつれて来たみたいな感じでした。

気絶しててもしてなくても、ホテル探してる?って普通に聞かれて普通に受け答えしてたら多分ここに泊まってたんでしょうけど、なんかすごい有り難みを感じましたね。

あの目玉焼き一個で蘇ったような感じです。
とは言え、体力回復までには程遠く、カトマンズも観光などはほとんどできず、街の雰囲気を感じる程度にぼちぼち散歩ができたくらいです。

スラム街だと勘違いしたあの真っ暗は何?
街全体の停電でした!!!え?
わりとしょっちゅうあるみたいで、住んでいる人たちは慣れっこで普通に過ごせるとの事。
(20年たった今はどうなのかはわかりませんが、当時はそうでした)
スラム街どころか、カトマンズのタメル地区という、バックパッカーの集まる安宿街で、行き先はまったく間違ってなかったという、、、

何そのオチ?

数日滞在し、感謝してお別れ。

いよいよ最後の地カルカッタへ向かいます。

最近しょっちゅう更新してるから、たいしたことでもないことを大げさにして引っ張るテクニックを覚えてしまったかも(笑)

次回、川西池田君に再開、そしてその彼に引っ張りまわされ私の人生を変えてしまうほどの経験をします。

つづく
インドネタを7