定期テストで点を取りたい

はじめに

大阪府では、平成29年度に2年生の成績、平成30年度からは1年生の成績も内申点の計算に加算されるようになりました。
定期テスト、特に、今までは単に練習的に考えていた1、2年生の間の成績の重要性が無視できなくなりました。
とは言え、定期テストはやることをやれば必ず点数は取れますので、きっちりとやっていきましょう。
というか、やっていただきます。

私が昔教えていた塾では、1学年が成績ごとに数クラスに分かれていて、その中でも一番成績の良かったクラスに関しては、定期テストの対策は一切しませんでした。(やるべき事がちゃんとできてるかだけ、軽くチェックはしますが、対策というような時間を別途取ることはありませんでした)
それでも点数は取ってきます。
なぜ、そんな事があり得るのか。
定期テストは当たり前の事をしていれば当たり前のように点数が取れるものだからです。
もちろん、勉強の方法は教えます。
それを素直に受け入れてそのままする生徒だからこそ点数が取れるのです。

定期テストで点が取れない理由

定期テストの特質を考えると点数が取れる人と取れない人の違いがはっきりとわかります。
取れる人→やることをやってる
取れない人→やることをやってない
それだけです。
頭の良さとか能力とか・・・ほぼ関係ないと思ってください。
普段からしておくこと:授業をちゃんと聞く。ノートをちゃんと取る。
あとは、テスト前に各教科ごとにやるべきことをしておく。。。以上

それがみんなできたら苦労せんわ!!できないから塾行くんじゃ!!

もちろんです。私も中学生の頃同じこと叫んでいたはずです(笑)
一緒に頑張っていきましょう。

では、具体的に各教科ごとに説明していきます。
また、ライジングではどのように対策をしていくかというところまで書いて行きたいと思います。

定期テストで点数を取る方法(科目別)

ここでは各教科ごとの定期テストの特徴と、対策を書いていきます。
と、その前に・・・もっと大切なこと。
定期テストは範囲が決まっていて、基本的に範囲は狭いです。
だから、かなり大切なことは「範囲の把握」なのです。
そこをおろそかにしている人が多いです。多すぎです。
範囲表もらっても、カバンの奥でクシャクシャになってる人も多いです(特に男子)。
まずはそこからですね(笑)

そして、範囲表をもらう前からだいたいの範囲を把握している人は、点数が取れます。
言い換えると、今学校の授業で何をしていて、このペースだと教科書のここら辺までがテストの範囲になりそうというのがわかっているという事ですから。

英語

定期テストで英語の点数を取りたいと思うのなら、これだけは外せないのが、テスト範囲の教科書の英文の丸暗記です。
理屈もなにもありません。
ひたすら音読してひたすら覚える。
できれば本文の録音されたCDも購入して何度も聞きつつ音読の繰り返し。
まずはとにかくそこから入ってください。
仮に丸暗記できなくてもそれに近い状態まで・・・。
日本語も意識せず、暗唱というのが本当はいいのですが、日本語訳からすべて英文が作れる状態でも十分です。
あとは、学校のワークもきちんと自力で。
これは他の科目にも言えることですけど、学校のワークをきちんと問題集として利用して間違えた箇所をきちんとやり直しをして完璧にしてテストに挑んで本番で8割を切るなんてことはよほど平均点が低い時(平均40点とか)くらいです。
本文丸暗記と学校ワークを完璧にする。
それだけでほぼ毎回100点に近い答案が返ってくるはずです。
それができないから・・・って声が聞こえてきそうですが、それをするかしないかだけなのです。
他のものに手を出す必要は一切ありません。
ただ、学校のワークがまったく意味がわからないということもありえます。
それは日々の塾での学習でカバーしますのでご安心ください。

数学

数学についても、やはり教科書と学校のワーク、特に学校ワーク。
できれば2冊持ちたいくらいです。
数学の定期テストでは、学校ワークをきちんと問題集的な使い方をして、全部できるようになったのに、それでもできない問題がときどき出題されます。
それについては、学校の先生が入試問題の中から、その単元にあった問題を引っ張り出して出題していることが多いです。
それはできなくても仕方ありません。
ただ、やはり、定期テストは学校の内容をきちんとできているかの確認テストなわけですから、基本的には教科書の問題、学校のワークがきちんとできて点数が取れないことはまずありません。
もちろん、これも英語同様学校ワークに手も足もでないということのないよう、日々の学習でカバーして行きましょう。

国語

国語についても教科書と学校ワークです。あとは漢字ドリルなどもあるでしょう。それと、国語については、教科書の本文をノートに写してという効率の悪いことを避けるため、学校の先生が教科書の本文に色々追加して作成したプリントを教材として使う場合が多いので、これも最重要教材になります。
これは他の科目でも言えることですが、学校の先生が自分で苦労して作ったプリントですから、生徒には一番しっかりと学習してもらいたいので、それをテストに出したくて仕方がないはずです。
「これをちゃんと勉強してくれてるかな?」
それが一番気になるところですから。
とにかく、学校の先生が作ったプリントはもうある意味教科書より重要だと肝に銘じてください。
全科目同じです。

理科

理科についてはまず、ものすごく教科書が素晴らしいという認識を持ってください。
2分野ならわかるけど、1分野は計算とかもあるから教科書はそれほど・・・と考える人も少なくはありません。
私が塾で教えていたのは数学と理科がメインでしたので、断言します。
「理科の教科書は素晴らしい、とにかく教科書を何度も読みまくってください。」
1分野も2分野も同じです。
ただし・・・1点だけ教科書にも弱点があります。
それは「実験結果が書かれていない」事。
それだけはとにかく残念ですが、仕方ありません。
学校ワークにはもちろん実験結果も書いていますし、授業のノートにも書いているはずです。
それ以外は教科書だけでいいです。
計算問題についてはテスト前にコツを教えていくつか練習してもらいます。
それだけで十分です。
とにかく教科書を読んでください。

社会

社会も理科と同じような事を言ってしまいますが、教科書です!ひたすら教科書。
ただ、社会の教科書を読むに当たってよく見受けられるのが、太字部分にチェックペンで塗って、虫食い問題的な使い方をしている人。
その使い方は少し残念です。
太字は覚えていて当たり前なのです。
では、どうするか?どういう読み方をすればいいのか?
太字の説明をできるようにしてください。
自分で問題を作成するような感じで。
例えば「御家人」という用語が太字ですが、「御家人って何?」みたいな質問に「鎌倉幕府の将軍の家来の武士でご恩と奉公で一所懸命」くらいのザックリした感じでも答えられるような教科書の読み方ができればパーフェクトです。
もちろん、他教科同様ワークはちゃんとする。先生のプリントは重要度MAXということも忘れないでください。

副教科

副教科は後回しも後回し、前日までなにもしないという人が多いのではないでしょうか?
でも大阪府では内申点を計算する際に、美術の5も英語の5も同じ価値なのです。
(他府県では副教科の方をむしろ高く計算している方が多いようですが・・・)
29年度から2年の成績も、30年度からは1年の成績も考慮される中、副教科の重要生は認識しておかなければいけません。
では、どうすればいいのか。
教科書を読む?
もちろん、さらっとは読んでおかなければいけません。
ただし、5科目と違い、教科書はあまりテスト向きに作られてはいません。
もちろん、美術などは、作品の写真が出て、これ何?的な問題もあるので読むというよりイメージを残す必要はあります。
ただ、副教科については、学校の先生がプリントを作成していることが非常に多く、教科書は一切使わずプリントだけですすめて、プリントだけからテストが作成されているなんてことも良くあります。
プリントだけで何枚もあってファイルを別途作らせているパターンも。
当然、プリントが一番大切です。
そのプリントがバラバラ、カバンの奥でクシャクシャという状況ではテストで点が取れるはずがありません。
なくしてたら早めに友達にコピーさせてもらうなり何なりしておかなければいけません。
試験前日に、プリントがなくて、仕方なしに教科書読んでもそこからは何も出ないですよ。
注意しましょう!

ライジングの定期対策

ライジングでは通常は英語、数学、国語の3科目メインで授業をしますので、理科社会については定期テスト前に一気にやる形になります。
基本型としては、英、数に関して例えば中間テストが終わって期末テストまでの間、このくらいの単元進むだろうという内容を2周学習できるようにカリキュラムを組んでいきます。
(先取りもさかのぼりもない人の場合)
そして、定期テストの前には教科書、学校ワーク等に戻り、きちんとできているかの確認をしていきます。
人によっては、日々の宿題として学校ワークをテストギリギリでやっつけ仕事のようにならないように、先行して解かせて行ったりもします。
理科も社会も「教科書」と口が酸っぱくなるほど言っていますが、教科書が重要=読み方で成績が変わる=国語力が重要ということで、国語力があれば理社はカバーできます。
ですから、通常は英数国メインで走ってテスト前には理科社会もというスタンスで進めています。

まとめ

定期テストは学校での内容をきちんとできるようになっているかの確認テストです。
いかに真面目に素直にやるべきことをしているのか、それが問われます。
だからこそ、定期テストは点が取れるのに、実力テストでは取れないという現象が良く起こるのです。
逆に定期テストは取れないけど、実力テストは取れるという人もまれにいます。
それは、明らかに能力が高いのに勉強はせず、能力だけで定期テストに挑んでいる人です。
もったいない話です。

各科目別まで突っ込んだ割にはザックリとした内容になってしまいましたが、定期テストは基本的に教科書、ワーク、プリント(ノートも・学校の先生が作成したものすべて)で、それ以外不要という共通点をとにかく意識してください。
必ず点が取れます。