教室内お知らせメール(ヒューマスについて)

いつもお世話になりありがとうございます。

一斉メールで失礼します。

 

 

夏休みが始まり、いきなり初日の朝から1階満員で2階で数人にやっていただかないといけない状況になっていて、午後に少しゆっくりできる時間帯はあれど、夜はまた中学生がやってきて1階満席になり、喜ばしく思っています。

夏休み前から実はその傾向は少し感じており、期末テストが終わってからの2週間で、数学の中三内容の最後まで一周目を終わってしまった中三生、中三の英文法を一気に終わってしまった中二生など猛者もすでに現れていて、心して対応していきます。

その気になれば2週間で学校の半年分くらいの内容をやってしまえるという事実はなかなか頼もしい限りです。

ところで今日はヒューマスの話です。

去年の3月から今年の7月初めまで1年4か月の間、人体実験として、1日も欠かさず僕自身もやってきました。2周目も中2(ヒューマスで一番きつかった山場)を終了して、ちょうどキリが良かったのと、グラフを整理し直すと、説得力しかないものすごい結果が出たということで、一旦卒業しました。そのレポートです。(もうすぐ高校内容がスタートするので、また再開はします)

結論から言いますと、「ヒューマスは絶対にやるべきです」

メールでは写真付きで説明できないのでホームページに写真付きで載せています。そちらでご確認ください。

まず全体像ですが、左の方が小5スタートで中3終わりのグラフです。

一番上(天井付近)まで届いているのがそうです。こちらは2022年3月から2023年3月までの1年間のものです。

下の方から追い上げているような感じになっているのが、2周目のグラフです。こちらは2022年10月~2023年6月まで、小2内容からスタートして中2内容終了まで行っています。

つまり、2022年10月から2023年3月までは、2つのタブレットで同時並行でやっていました。

 

被っている時期も合わせると、延べ1年10か月という期間の記録になります。

一回目は黒歴史のように、かなり苦しみまくっています。

何度もやめようと思いました。

上の写真の真ん中あたりの赤い線の位置が、同じところです。

1回目は苦しみまくっていましたが、2回目はあっさりとクリア。

 

全然進まず何度も落とされて同じところをさんざん繰り返しさせられてという状態というのは、一番苦しいです。

何が苦しいかと言うと、自分の成長がまったく見えないという事です。

 

2,3回くらいの壁ならストレスもそれほどではありませんが、10回以上そういう状況が続いたらメンタルは結構ずたずたになります。

 

僕自身そうでした。停滞しているときは何度もこっそりやめようとしていました(笑)

 

ただ、ある時点から、逆に「もう一生越えられなくてもいいわ」という開き直りの気持ちに変わり、とりあえず淡々と毎日継続をしていました。

 

もう一つの山場も2回目ではあっさり超えました。

この時も、一回目は「もう一生たすきかけとこ(因数分解のたすきがけでつまっていました笑)」と思っていました。

でも何とか超えることができ、あとはもうすんなりと中3の終わりまで行きました。

 

そして、2回目ではたすき掛けもあっさりと(多少苦しみましたが、落ちることはなくクリア)したのでもういいだろうということで、ストップをしました。

このグラフを作って壁に貼っているのですが、「うーん、我ながら良く頑張ったよなぁ」としみじみ眺めることも多いのですが、あるときふと気づきました。

「あれに似てる」と。

 

再度全体像を見ていただけたらと思います。

左側のグラフ。

上がって、停滞して、上がって、停滞して、上がって。

何かに似ていますよね。

 

これです。理科の状態変化で出てくるこのグラフです。

引用元:未来をへひろがるサイエンス1(啓林館)

 

再度ヒューマスのグラフ。

この2つのグラフには共通点があります。

 

状態変化のグラフは、停滞時期はあれど、ずっと水を加熱し続けているということ。つまり、エネルギーは溜まり続けているということ。

 

ヒューマスのグラフは、停滞時期で何も成長は見られなかったけど、実は水面下でずっと成長を続けていたということ。

目には見えないけど計算力を鍛え続ける局面があって、どこかの時点で一気に噴火する。

 

この共通点から考えられることは、停滞期は次へのステップアップに向けて絶対に必要なものだということです。

この停滞期は長い人もいれば短い人もいるでしょうし、どこでそれにぶち当たるかも個人によって差があります。

でも、これは絶対に必要なもので、あきらめさえしなければ、いつか乗り越えられるもので、その時は次元が変わった成長を遂げているということなのです。

 

ものすごい「こじつけ」かも知れません。

ただ、皆さんが過去の人生を振り返っても同じような時期やことがらはあったのではないかと思います。

 

ということで、再度結論。

「ヒューマスはやりましょう」

 

何度も言っていますが、僕は高校時代数学を捨て、文系に進み、大学卒業後に迷走し、医者を目指すというとても長い回り道をした人間です。

回り道が100パーセント悪かったとも今となっては思っていませんが、できればしたくはなかったです笑

 

人の進路を決めていく上での一番大きな要素は数学だと思っています。

数学のできるできないで進路が変わったという人はかなり多いはずです。

 

数学で進路が変わるということなく、自分の道を突き進んでいただきたいという気持ちでいっぱいです。

中学校でも学年が上がるにつれて計算力の差が大きく影響してきます。

高校に行けばさらに何倍も計算力が重要になってきます。

中3生にヒューマスをリセットして中3の内容をやっていただくことにしたのですが、皆さん以前と違い、その重要性に気づかれたのか、しっかりやってくれています。

 

どんなに詰まってもつまづいても時間がかかってもいいので、これだけは継続して欲しい。

そういう願いを込めまくって夏休みの自由研究の発表を終わらせて頂きます。

 

P.S.

読めば100億パー理科好きになる神漫画である「ドクターストーン」の原作者、稲垣理一郎先生の作品「トリリオンゲーム」が現在テレビドラマで放送中です。

ティーバーで見ましたが、もうめちゃくちゃ面白かったです。

超おすすめです!

 

P.P.S.
教室内限定内容になります