算数教材ヒューマスについて

※こちらは教室(個別指導塾ライジング)内で内部生向けに配布したお知らせです。昨年4月にヒューマンアカデミーから正式リリースされたコンテンツですが、こちらのお知らせに多数共感いただき、既に当教室だけで30人の受講者が在籍し、日々数学力を磨いています。

ヒューマス(算数教材)について

 いつもお世話になりありがとうございます。

 今年の3月から毎日僕の方で実際にやって、これは間違いなく数学がとてつもなくできるようになると確信しているヒューマスについてです。

以前に軽くお伝えしていましたが、ヒューマンアカデミーさんの方で、タブレットの無料レンタルというキャンペーンをされ、12月末まで、しかも台数に限りがあるということで、中学生を優先的に受講していただいておりました。

なのですが、また新たに今後は3月末までのタブレット無料レンタルキャンペーンというのがスタートしましたので、今回は小学生にも改めて受講される方がいないかという話です。

僕が実際に3月から12月まで(現在も継続)毎日やっている進度グラフを教室に掲示しています。

 

小5相当から始めて9か月、中2相当(2021.1月現在は10か月経過、中3相当)をやっていますが、中3でやる因数分解、しかも「たすきがけ」という中学校では一般的に扱わないものまで出てきます。ヒューマスはとても厳しいです。時間設定、問題数どちらもかなりハードです。自転車に乗るように、考えなくても計算できる力をつけていかなければ、ただただしんどいです。大人でも音を上げます。

 

とはいえ、自分で毎日やってその効果を確信しているということもあり、かなり強くヒューマスのことは推していて、小学生でされている方ではほぼ毎日やってくれる生徒さんが多数で、小4の一人は僕よりもハイペースで進み、もう中1範囲(2022.1月現在は中2範囲)をやっていて、先日教室内検定の数検4級(中2相当)にも合格しています。

みんチャレという習慣化アプリを利用してみんなで進捗を共有し励ましあったりもしています。

そのようなことがヒューマンアカデミー本社さんの方でも注目され、インタビュー記事を作成していただき、全国のヒューマンアカデミー教室1300教室にヒューマス教室のトップバッターとして、それが配布されるというような事にもなっています。(こちらにアップしています

  そのインタビューの中で僕が話している、「学校のテストなんて簡単すぎて100点しか取れなくなる」というのは冗談でも何でもなく、本当です。教室でもいつもそう言ってます。

 なぜか。それはもはや中学校のテストなんて眼中にないレベルだからです。高校で数学が余裕になるために作られているからです。

 現在小6でも数名やっていますが、かなりコンスタントにやってくれていて、しかもプリントも日々相当やっておられるメンバーですので、小6の今の時期に普通に自分から、中学校の数学をしたいですと申し出てくれる状況で、すでに3人もいます。プリントとヒューマスの相乗効果で、彼らが中学校に上がったときに学校のテストで100点しか取れなくなることを証明してくれるだろうと思っています。

 では、なぜ僕がこれほど強く推すか、そこまで皆さんにやっていただきたいかをお伝えします。

 未来が変わるからです。

 わかりやすい例として、僕の話をさせて頂きます。僕には今数学や理科をメインで教えているイメージがあるかと思います。また、ロボットやプログラミング、理科実験など、どう考えても理系人間に見えるかと思います。

 実際に大手塾と個人塾であわせて20年以上算数・数学と理科を教えて来ました。ですが、自身の学生時代は、数学が得意だったかといえばむしろ全く逆で、数学は高校1年であきらめて、その後、数学のない受験をし、私立文系の大学に入り卒業しています。

大学を卒業後、とあることから医者を目指すことになり、因数分解すらわからない状態で中学数学から独学で勉強をしなおし、2年間毎日1日16時間以上勉強という生活の末、自治医大という大学の1次試験に合格しました。奈良県で50人受けて、2次まで行ったのは5人、合格者は2人、最終倍率は25倍です。2年間で1万時間以上勉強しても届かなかったんです。無謀にもほどがあります。

その後、お金がなくなったのでアルバイト講師として算数・数学を教えることになったのですが、そっち(、つまり今となってはこっちですが)の仕事に魅力を感じ過ぎてしまい、すっかり医者になることを忘れてその後受験はせずに、今に至ります。

つまり、僕は数学ができないでそれを捨てた学生時代と、ある程度できるようになって人に教えるまでに至った大人時代をどちらも経験しています。

 そして、できなかった原因が算数にあったということも今でははっきりわかっていて、中学受験の算数を乗り越えてきたら中学数学が余裕だということもこの仕事で、受験算数を教えはじめてから知りました。(もちろん、そんな世界があることを知らなかったので、自分の時間を使って相当勉強もしました。)そのため、教室では、中学受験をしなくても、ある程度中学受験の算数で数学に生かせるところはやって頂いてから中学内容に入っていただいています。

 さらに、計算です。数学が苦手と言っている人は例外なく計算が苦手です

僕は数学を20年教えていると言っても、もともと文系ですし、計算自体は特別なわけではなく、工夫してなんとかやっていました。そんな中、ヒューマスをやって、50歳にもなってまだ計算力が伸びる事にも驚きでしたが、数学自体へのストレスがほぼ消えたのは衝撃でした(ヒューマス自体は相当なストレスですが)。たった数か月、毎日30分やっただけでです。効果の実感は毎日やって2か月後くらいでした。

つまり、計算ができる場合とできない場合のビフォーアフターを短期間で自ら体験したと言えます。こういう体験をしている大人はほぼいないと思います。アフターの今は、数学や算数の問題を解くのが楽しくて仕方がないという状態になりました。僕がいつも過去問を解きあさっている姿を生徒さんは見られているとは思いますが、それはヒューマスをやり始めて、またYouTube動画の毎日投稿を始めてからのことで、それまでは僕も過去問を解くのは面倒で、あくまでも仕事でした。今では趣味です。今の計算力をもってすると、高校1年で数学を捨てるということは絶対になかったし、普通に理系の大学に行ってただろうし、仮に文系でも数学を捨てずに国公立の大学に行ってただろうし、なんなら自治医大にも受かっていただろうと思います。

 もちろん、僕の場合はあの当時(小中学生のころ)こんな素晴らしいものがあって、それをやっていれば未来は変わっていたという「たられば」の話ですが、生徒さんにとっては文字通り、本当の未来。

一番残念なのは、客観的に見て「計算力がない」ということを知らずに生きてきた事です。

そして、そもそもの計算力の違いがほぼ全てだったと知るのが40年(笑)遅かったことです。

自分では馬に乗ってるつもりが、実はロバに乗っていたのだということをもっと早く知りたかったです。

僕は自ら体験して知りましたが、これは多分ほとんどの人が知らないことだと思います。

今の自分を見ると、英語はともかく、理系のことにしかほとんど興味がないんですね。なのに、数学が、もっと言うと計算が得意ではなかったがために、本来の姿とは違う文系に行って、道に迷いとてつもない回り道をしました。それがはっきり見えているだけに、どうしても推してしまうんです。

長々と書いてしまいましたが、まだ言い足りないくらいで(笑)それほど良いものだと確信しています。

それでは、ご検討をお願いします。