過去問の大切さ。

いきなり数学の問題の写真貼りまくってしまいましたが、今日はこの問題の対策について書いていきたいと思います。

これは高校入試の数学の問題で、同じ学校の5年分の大問5の問題です。
大問が5までの学校ですので、いわばラスボスですね。

初見でこのくらいの問題がすらすら解ける中学生はおそらく3パーセントもいないでしょうから、簡単なほうではない問題だと思います。
入試は100点を取る必要なんてないので、小問1、2くらいまでできれば十分で、あとはまぁ、捨てる問題かな?という感じもします。

ですが、過去問を研究していると、こういう問題がわりとあっさりと解けるんです。
みんな捨ててる問題で点数を取ってリードするなんて快感もいいところですね。
下手すりゃ10点以上アドバンテージが得られるんですから。

種明かししてもいいかなぁ、、、
怒られるかな?

まぁ、いいや。
だいたい怒られるようなこと書くのには慣れてます、というか慣れすぎてます、、、

はい、それでは行ってみましょう!
まず、この問題を作った先生はとてもきちんとしたこと、ピッタリ揃っていることとかが好きな先生なのかな?って言うより、完全にパズル大好きでしょう!という想像ができます。

どの問題も円や三角形が絡んでいる問題なのですが、ものすごい特徴があります。
それは、正三角形、それと、正三角形の半分の直角三角形(90°、60°、30°が内角で、辺の長さの比が1:2:√3(ルート3)の三角形)と、直角二等辺三角形(90°、45°、45°が内角で、辺の長さの比が1:1:√2(ルート2)の三角形)を見つけて三平方の定理で解く問題がめちゃくちゃ多いということです。逆に言うと、それが見つからなければ一生解けない問題です。

ただ、この三角形は、正三角形ぽいな、正三角形の半分のやつっぽいな、直角二等辺三角形ぽいな、と思っても、なぜそうなるかの理由を探すところがかなり難しいんです。

そして、ここが一番大事なんですが、「ぽい」所は、全部実際に「ぽい」じゃなくて、正三角形であったり直角二等辺三角形であったりして、裏切られることが一度もないんです。

そう、おわかりでしょうか。

「ぽい」やつは全部それ!なんです。

そうしたら、どんな作戦になりますか?

当然です。

「ぽい」やつは、理由わからんでもいいから決め打ちしていいよ。絶対それやから。全部そうやったやろ、そこからスタートしたら一気に簡単な問題になるねんなぁ。
なんです。

もしかしたら邪道なのかも知れません。
いや、邪道ですよ。笑

でも、これは入試です。

4択とか5択の問題で、「わからなければ正々堂々と空欄で出してこい!」っていう人いますか、いませんよね。笑
それと同じです。
だいたい正三角形「ぽい」んなら正三角形になる理由がわからなくても正三角形だと決め打ちで計算してとにかく空欄埋めておいで、って言うのは、記号問題埋めておいでって言うのと同じことなんです。

これはテストですから、しかも入試ですから。←しつこい。

過去問を徹底的にやるというのはこういうことなんです。

過去問を徹底的にやるということは、そこに受かりたいという気持ちの強さでもあります。
なので、こういう事は許されることなんだと僕は思っています。
そして、そういう目で見ると、こんな問題作った先生エレガント、素敵って思えるんですよね。

もちろん、こんな事は最初からは言いません。
これを伝えたのは昨日です。

テストの前々日。

「過去問5年分、2周回して良かったやろ、とことんやったご褒美やで、こういうのは。」

という状態で明日本番を迎えます。
ものすごいアドバンテージを持った心で本番に挑めます。
合格確実です(*^^)v

受験、楽しんじゃダメなんてルールはないんです。
どうせなら楽しんで乗り越えて欲しいものですよね。

それでは皆さん、今日もお疲れ様でした!