コツコツが一番大事だという事

「勉強しなさい!」をこの世からなくす(べく生きる)ブログで私が経験した受験を紹介していますが、あれは恐らく一番ダメな勉強方法ですので、反面教師として、経験を語っています。

その中で、やはり大切な事はコツコツやること、習慣にしてしまうことの2点につきます。

私はピンポイントで強烈な勉強量をこなし、急激に成績が伸び、一瞬で転落するという事をこれでもかこれでもかと繰り返して来ました。

結果だけを見ると、高校入試も大学入試も第一志望に合格しています。

しかし、長い人生、それが正解だったのかと言えば、正解ではなかったような気がしないでもありません。
社会に出てからは、もちろん結果は大事です。
ただ、常に勝ち続ける、成功し続けることなど不可能ですので、都度修正をしながら生きていかなければなりません。
ですので、その結果に至るまでの経過というものも非常に大事になります。
結果はできるだけいいほうがいい、でも経過はもっと大事な気がします。
そのためにも、常に学び続ける姿勢というものを子供の間に身につけて欲しいのです。

私は塾の生徒に、とにかく塾に来るように言います。
とにかく来るだけでもいいと。
うちの塾は通い放題です。
時間に対して授業料をいただくのではなく、月会費というような感覚で授業料を頂いています。
塾に来て勉強するのが当たり前という習慣を作って欲しいからです。
本当は家でもできるというのがベストです。
でもなかなかそちらは難しいんです。

私自身一番良くわかります(笑)

小学生は4時半くらいに来て6時くらいに帰るパターンが多いです。
ほぼ毎日レベルの生徒も結構います。
中学生の多くは部活が終わってご飯を食べて7時半頃に塾に来て9時半か10時まで勉強しています。来ることのできる日は毎日来るという生徒も多いです。

「毎日来てしんどくないか?」と必ず聞きますが、「全然」という答えが一番多いです。

一方で、塾に行くという事自体、やはり義務のようになんとか来るだけという生徒ももちろんいます。
私がそうであったように、塾に行く事自体ができないという子供も当然いるわけです。

それはそれで、来ただけも褒めポイントになります。
もちろん、来た限りは何もしないわけもなく、勉強をして帰ります。

嫌々でも来た←褒めポイント
さらに勉強までした←褒めポイント

最初はそんな感じであっても、来るのが当たり前になればそのハードルがだんだん下がっていきます。

うちは春休み、夏休み、冬休みといった長期休暇の時は、朝の10時から夜の10時まで通い放題でやっています。

この春休み、学校がないのだからと、とにかく午前中毎日来よう、と話をして実際にほぼ毎日来ることのできた小学生は学校が始まってもその勢いのまま毎日来るようになっています。

ちょうど2週間。習慣になったわけです。
こうなると、もう来るのが当たり前で何も障害がない状態。

そうすると、受験の時に、3時間睡眠とか、寝食忘れてとかいう極端な事をする必要がないのです。

まさに私が塾生になって欲しいのはそっち側の勉強ができる生徒です。

毎日来て頑張っている生徒達を見ていると、正直10時10時でキツかろうが、なんだかいい感じだなぁと思えて嬉しくなるんです。

基本、みんな俺より偉いと思って見てます。