最近、ヒューマスを毎日継続する生活が復活しました。
実は僕はもう結構前からほぼギブアップ状態でした。

左の方の空白は、次の単元ができるまでのブランク、真ん中あたりが夏休みで、朝8時半から夜9時までほぼ休憩なしの毎日が続き、もうまったく余裕がなくなってからモチベーションも落ちまくってちょっと前はもう完全に終了でした。
ところがどっこい、今はどうかというと、

こうです。
見事に復活しました。
中学入試が終わって精神的にも身体的にもかなり楽になったというのはもちろんあります。
ただ、気持ちの面でもうすでにギブアップしていた期間が結構長く、多分自力での復活はもう無理だったような気がします。
では一体何があったのでしょう。
こちらをご覧ください。

小6の、ある生徒さんの学習履歴です。
中学受験を終えてヒューマスを復活させました。見事に毎日されています。
小6なのですが、実はこれ、高校の範囲です。
この生徒さんは受験勉強に本格的に入る前にすでに中3までの範囲まで終わらせて、当時はまだ高校範囲が出ていなかったので、その時点で卒業されていました。
ですので、今回の復活は高校範囲からという話になって、実際にこのような形でリスタートされています。
小4のときにスタートして、約1年くらい、毎日(文字通り本当に毎日です)やって中3相当まで終わらせたという恐るべき小学生です。
多分僕が中3相当まで終わらせた時よりも早いペースで終わらせましたので、今改めて高校からスタートさせたことで、もしかしたら、完全に追い越されてしまうかもという事態になりました。
それで、僕もこれを機にリスタートしたという流れになります。
中3まで終わらせたとは言え、ブランクが長いので、高校から始めていいものなのかと少し心配ではあったのですが、試しにやってみた高校入試の問題(中堅私立高校の問題)で、あっさりと8割を取ってしまったので、大丈夫だなとなりました。
私立高校の入試問題でいきなり8割かー、、、って笑うしかない状態です。
入試問題ですから、数学検定3級よりはるかに難しいです。
改めて、ヒューマス恐るべしという感じです。
さぁ、やるぞと意気込んだとは言え、こんなのを仕事終わりに(これも仕事と言えば仕事ですが)毎日やってると、やはりやめたくはなります(笑)

ですが、この恐ろしく厳しい道を今は一人ではなく、仲間ができたので自分もやらなければいけないという責任感もまた生まれてきています。
先日、その生徒さんから、「ヒューマスに出てきたこの因数分解が全然わかりません。2時間くらい考えたけどできないので教えてください」という質問がありました。
(xy+1)(x-1)(y-1)+xy
え?2時間も考えたん?すごいなぁ。ちょっと待ってや、何これ?うーん、とりあえず展開してxでまとめて、そんでたすき掛けかな?
え?あれ?できひんぞ、なんでや、なんやこれ、確かにきついな、みたいな事を言いながら解きつつ、他の子のプリントの丸付けもしつつ、「え?もう帰るの?ほんじゃできたら写メ送っとくわー」みたいなやり取り。


2通りの解き方の写メを送って完了。
こういうのにチャレンジしてくれているのが嬉しいし、こういうやり取りもうれしい。
何より、毎日やってるし、できないものはたとえ2時間かかろうとも、とことん考えたりもする。
また、この生徒さんは、先に出てくる単元を自分で調べてある程度できるように前もって備えています。その中で、わからない所を先回りして質問をしてきたりします。
そういうのを見ると僕も頑張らなければと思います。
やっぱり仲間は必要だと感じます。
小6を仲間だと思っている52歳ですいません。
うちの教室では45人くらいヒューマスをやっています。
実際にほぼ毎日できているのはその半数くらいとは言え、かなり多いです。
塾はやめたけどヒューマスだけは継続して家でやっているという生徒さんもいます。
そして、更にうちの教室の特殊なところは、なんと生徒さんのお母さんが3人もヒューマスをされているというところです。
お母さんが、お子さんと一緒にされているんです。
「今日はもうヒューマスやった?」ってお子さんからお母さんに聞くということもあるそうです。
大人ですら結構きついヒューマスですが、仕事もやりつつ、家事もやりつつの大人がやっているのを見たら子供もやっぱり普通にやります。
大人は大人で、子供がやっているのに、「できない」なんて事はとても言えないです。
また、大人でもきついんだから、ちょっとくらいできなくても凹むことはないんだというのを見せるのも逆に結構効果的なのではないかと思っています。
ただ、誤解はしないでください。
お父さんやお母さんがやったら、子供もやるから、是非やってくださいという事を言いたいわけではないんです。
人間って、結局やっぱり弱いもので、1人だけではしんどいことを継続するのはなかなか難しいから、仲間が必要だという事を主張したいだけなんです。
また、一人でやっていると、一度止まるともうそのまま終了という事が多いです。
ですが、誰かとやってると、自分が何日か止まっても他の人がまだやっているのを見て、わりとあっさりと復活できたりもします。
仲間ではなく、ライバルとか敵とかいう場合もあるかも知れません。
とにかく、一人ではなく、誰かほかの人の力や存在が必要というか、それだけでかなりの助けになるという事です。
たとえプロのアスリートなどであっても、一人でひたすら努力というのはさすがに無理なのではないでしょうか。
ライバルや仲間やファンがいてこそなのではないかと思います。
であればなおさら、一人でやろうとせず、(させようとせず)巻き込むことが必要だと思っています。幸いにもうちはたくさんの生徒さんがヒューマスをやってくれていますので、〇〇ちゃんもやってるでー、めっちゃええでー、計算めっちゃ速くなるでーみたいな声かけがとてもしやすいのでまた仲間が増えやすいといういいサイクルになっています。
ヒューマスに限らず、さらに幸いなことにうちには、入り浸り勢や、プリントマシーン勢、過去問マシーン勢みたいな子達が多いです。
うまく仲間やライバルという感じで巻き込んで行く事が僕にできる事の中でもかなり大事な仕事だと改めて感じています。
今年の小6の受験組は、みんな入り浸りで夏休みから見ない日がほとんどないくらい毎日来てました。かつ、過去問モンスター達でしたので、なんやかんやと影響しあっていたのではないかと思います。
そのせいか、入試が終わっても1週間と空けずにまたコンスタントに塾に来て、中学校の予習をどんどんしていく生徒さんや、中学校でもらった宿題を先にやってさっさと終わらせてしまうという生徒さんが異常に多いです(あえて異常にと書いています。こんなことは普通ないです)。入試直前期にはストップしていたヒューマスや速読も普通に復活しています。
「さぼらないウサギ」という反則級の生徒さんを今後も育てていけたらと思います(笑)
何事においても、努力は絶対に必要です。
ただ、人の力(力というか、存在だけでも十分)を借りると、ラクに努力ができると思います。
「ラクに努力する。」
一見矛盾しているようにも思えますが、多分うちの生徒さんのほとんどはその意味を理解してくれるのではないかと思っています。
P.S.
うちの生徒さんのうち、過去一年間で結構コツコツやってる生徒さんたちのグラフを10人分くらい並べておきます。ちなみに、小5、小3、小4,中1,小4、小2、小4、中2、小5、小5という感じです。小6受験組も受験直前期以外はこんな感じでした。









