プログラミング教室やってると驚くことが多すぎます。

プログラミング教室を始めて1年半くらいになりますが、毎回毎回驚かされる事ばかりです。
やっている事はとてもハードな内容なはずなのにいともすんなりとクリアしてしまうのを目の当たりにすると、この先どうなるんだろうと思います。

心配とか、そういう意味での「どうなるんだろう」ではなくて、もうどうなって行くかまったく予想もつかないという意味です。

それぞれがそれぞれのペースで進めていく形をとっていますので、皆が別々の事をします。
ゆっくりすすむ事もできますし、恐ろしいペースですすむこともできます。

ただ、早く進み過ぎるとどこかで詰まるという事はよくあることなので、それでもいいならどんどん進めー!というスタンスです。

ですが、中には、どんどん進んでるのにまったく詰まらないという生徒もいます。
それがまさに「どうなるんだろう」パターンです。

写真の課題なんかも結構難しいんですよね。
数字暗記ゲームというもので、いくつかの数字をランダムで言い、その何番目かの数字を答えて、正解か間違いを判定するというもの。
色んな数字が入る「変数」という概念。
同じようなものを表に入れてまとめる「リスト」という概念。
そのあたりをちゃんと理解していないとできません。

しかも、イケズな事に、与えるのは、紙1枚のテキスト。
そして、スクリプト(プログラミングの内容)を見せないで、実際の完成品を見せるだけ。

正直こんなのでどうやって作るの?って思います(笑)

でも小3や小4の生徒がまるまる再現してしまうんですよね。
すごいとしか言えません。

●●という変数を使うよ、○○というリストを作るよ、という程度のヒントは与えますが、それだけです。
早ければ30分くらいで出来上がります。

その間、私は仕事なし、、、

(もちろん、これは、一通り基本が終わった生徒が取り組むコースではあります。
最初からそんなイケズはしませんのでご安心を。)

答えは一つではありませんので、まったく違うルートで同じ完成品を再現する場合もあります。
その時は私も理解をするのに必死(笑)

そんなやり方で、たどり着くか、、、と驚愕することも。
自分のものができたら、見本と見比べます。

見本の方がすっきりしている場合が多いので、少し悔しがりながら、またその方法を自分の中に取り込んで行く。

そんな感じで成長していくんです。

プログラミング教育は、いま「流行」という感じです。
「2020年プログラミング必修化」というワードが飛びまくっています。

私は、実はそんなのどっちでもいいと思っています。
流行に乗るとか、必修化になるからやる、じゃなくて、めっちゃいいからやる。
そっちですね。
2020年なんて待たずに、バンバン子供たちに経験して欲しいと。
こういうものが欲しいというゴールから逆算してゼロから作り出すという行為が、これからの時代一番必要になってくるスキルです。
プログラミングという遊び感覚のもので、そんなすごいスキルを知らぬ間に身につけているという事実。
アイデアを形にしていく事をこんなに簡単にできるという才能で、未来の世界をどんどん切り開いて行って欲しいという願いを大人の想像以上のスピードで叶えてくれるんだろうな、もうおじさんにはわからん世界だけど。

そんなことをプログラミングの授業の度に考えています。

では、今日はこの辺で。