証明それは敵か味方か。

もしも日本中の数学嫌いの大人にインタビューしてみたらこんなパターンが多いのかな?って思います。

数学は好きでしたか?→嫌いでした。

たとえばどういうところが?→証明ですね。

証明というものがそもそも何をどうするのかわからないまま終わった。
テストで出たら捨てた。
そんな感じでしょうか。

ここ数日証明と戦っていた生徒がいました。
数学は得意です。
なので、学校よりかなり進んだところをやっています。

本人も数学は得意という認識を持っています。

ところがです。
つまづいてしまいました。

そもそも何をしているのかがわかっていない状態。
本人も焦ります。
数学がこんなにわからないなんて、、、

でも、ここはみんなそういうところやねん。
一度乗り越えてしまったら、証明ほど楽なものはないねん。
もうちょっと我慢。
つまづいたことがプラスになる。
という話をしていました。

そして、証明を全部書くのではなく、とことん虫食い問題をさせてみました。
そうすると、だんだんと意味がわかって来た。
そして、ある瞬間、完全理解できたんでしょうね。

ものすごいモヤモヤが完全に晴れた状態というものを経験できたようです。

つまづくことはとっても大事。
そして、それを乗り越えたらものすごい武器になる。

そういう感覚を身につけてもらえたのかな?と思います。

「ほら、つまづいて良かったやろ」っていう言葉にも笑顔でした。

昨日は超モヤモヤの顔で帰ったのですが、今日は超スッキリの顔で帰りました。

壁を越えた生徒の顔はたくましいですね!

それでは今日はこの辺で。